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ショートストーリー 訳ありのごはん

訳ありのごはん

 すっかり冷めきってしまった弁当。蓋には、愉快気な文字で<アツアツの手作り弁当>とある。
 徹は思わず舌打ちをした。愉快さとは正反対の気分のまま、その忌々しい弁当の蓋を開ける。
 不合格のキャベツの千切り。その上に載った大失敗のトンカツ。そして、訳ありのごはん。
 もう一度舌打ちをして、徹は手にした割り箸の先を弁当へと伸ばした。
 トンカツを一口。
 特に問題があるとは思えない味である。
 キャベツを一口。
 千切りにしてはやや大きめだが、やはり味には何の問題もない。
 再びトンカツ、そして冷めたごはんを頬張る。
 すべて何の問題もない。徹にはそう思えた。
 ふと、店長の顔が頭に浮かぶ。問題大ありだ、という憎々しげな声までが聞こえてきそうだ。
 弁当屋で働き始めて八か月。徹に対する店長の指導は厳しい。今日は特にそうだった。そんなのは、キャベツの千切りとは言わんぞ。カツが油を吸ってベトベトじゃないか。そんなに堅いごはん、誰に食わせるつもりだ。そこまでならまだ我慢できたが、そのあとの言葉がひどかった。
 お前のせいで、今日の売れ行きはさっぱりだ。
 完全な八つ当たりである。売り上げが伸びないその理由なら他にいくらでもあるのだ。
 こんな店、今すぐやめてやる。気がつくとそう口にしていた。
 この失敗作を持ってけ。それを食いながら、一晩じっくりと考えてみることだな。
 店長に投げつけられたその言葉、その苦い記憶をかき消そうと、徹はリモコンを手に取り、素早くテレビのボリュームを上げた。
 大歓声。そして、興奮気味の実況アナウンサーの声。冬季オリンピックの衛星放送である。今日で五日目を迎えたところだった。
 テレビ画面には、大ジャンプを決めてガッツポーズを取る日本人選手。「メダル確定です。メダル確定です」と、アナウンサーがしつこいぐらいに連呼している。
「一回聞けばわかるって」
 徹は苦笑した。その呟きは、実況アナウンサーにだけ言ったものではない。店長に対する反論の言葉でもあった。
 米の炊き方について、今までにいったいどれだけ同じ注意を受けたかわからない。もっと愛情をこめて炊けだの、米は日本人の魂だの、お百姓さんの苦労を考えてみろだの、もうそんな精神論はたくさんだった。
 たかがごはんじゃないか。ほんのちょっと硬いか柔らかいかぐらい、誰がそんなに気にするっていうんだ。安売りの弁当作りに、あんなにもプライド持ってる店長の方がよっぽどどうかしてる。心の中で毒づきながら、徹は残りのごはんを一気にかきこんだ。
 なんてことはない。値段相応のごはんである。このせいで売れ行きが悪いだなんて、とんでもない言いがかりだ。みんなオリンピック中継に夢中で、わざわざあんな弁当、あんな目立たない場所にある弁当屋、あんな威張り散らした店長なんかには用がないってだけの話だ。
 携帯電話が鳴ったのは、テレビ画面が、スピードスケートの試合会場へと切り替わってすぐのことだった。
『スケート。スケート始まるところよ。あんたちゃんとテレビ見てる?』
 田舎の母親からだった。
『健二君、速めに出るらしいんだけど。あ、第二レースだって。ああ、ドキドキする。あれ? 今の、健二君じゃなかった? 今ちょっと映ったでしょ。ああ、やっぱりそうだった。ほら、また映った。へえ、調子いいんだって……』
 実況アナウンサーと、母親とによる音声多重放送がしばらくの間続く。
「わかってるって。今同じもん見てるんだから」
 徹は無理に明るい声音で応じた。画面の中の旧友の姿に、どうしようもないほど胸中がざわめく。
 健二は変わっていなかった。徹にはそう見えた。最後に直接会ったのは、三年ぐらい前になるだろうか。健二の中には、まだ失われていない何かがあった。まだ燃え続ける何か、徹がすでに投げ捨ててしまった何かが。
『すでに引退を表明している須藤選手。最後のレースを前に、今何を思っているのでしょうか』
『そうなのよねえ。健二君、引退するんだもんねえ。今何考えてるんだろうねえ』
 このオリンピックのレースを最後に、健二が引退することぐらい、もちろん徹にもわかっていた。アナウンサーと母親のダブル解説など不要である。健二が今、何を思い何を考えているのか。そんなことどうでもいいではないか。少なくとも、トンカツの揚げ具合がどうしただの、ごはんの炊き具合がどうしただの。そんなつまらないことを考えていないのは確かだ。それだけわかれば十分である。今の健二と徹との違いがわかれば十分である。
『ところで、あんた……』
 携帯電話の向こう側、母親のトーンが一段低くなる。嫌な予感。
『仕事、うまくいってる? まさか、もうやめったってことないでしょうね』
「やめてなんかいないよ」
 嘘ではない。やめてやる、と言っただけで、実際にそれが承認されたわけではないのだ。
『まあ、それだったらいいんだけど。いい加減定職につかないと、これからもっと大変に……。あ、始まりそう、健二君のレース』
 テレビ画面は、スタートラインへと向かう旧友の姿をとらえていた。緊張のせいなのか、それとも、漲る気合の表れなのか、やや顔つきが強張っているように見える。
『ああ、忙しい忙しい』という言葉を最後に、母親からの電話は終わりを迎え、延々と続くはずだった小言から、徹は突然解放された。これもオリンピックのおかげ、健二のおかげ。やはり、持つべきものは友である。
 店長もそう。母親もそう。二人とも、口を開けば同じ言葉の繰り返しだ。徹本人が気づいていないとでも思っているのだろうか。それが何よりも腹立たしい。好きでごはんを堅くしてるわけではない。好きで仕事を転々としてるわけでもない。今のままでは駄目。そんなこと、本人が一番よくわかっているのだ。
 レースが始まった。
 男子五千メートルのメダル候補、そして、徹のかつてのライバル、須藤健二のラストレースである。
 徹は缶ビールを開けた。なぜだろう。どうしてもテレビを真正面から見ることができない。缶に口をつけたまま、横目でチラリと盗み見るのが精一杯だった。
 健二の滑りは力強かった。姿勢も安定している。一周のタイムもまずまずだ。
 ビールをもう一口。こんなに早く酔うわけはないが、身体が妙に熱くなるのを感じる。応援席で揺れる日本の旗が、徹の視界の隅をかすめた。
 目を閉じ、残りのビールを一気に飲み干す。応援する気がないわけではない。健二には何の恨みもないのだ。ただ、結果を確認さえできればそれでいい。健二が選択した道。そう。その結果がわかりさえすればいいのだ。
 徹が、テレビ画面へと視線をもどした、その時だった。
 観客のどよめきに、実況アナウンサーの『て、転倒です。須藤選手、転倒です』という声が重なる。
 健二の姿がアップになった。仰向けのまま、四、五メートルほど滑って止まった。
 数人が慌てて駆け寄る。転倒した時に打ったのだろうか。健二は頭を抑えたまま、なかなか立ち上がる気配を見せない。
 先ほどと違って、徹はテレビ画面に釘付けとなった。
 そこへ携帯電話が鳴る。タイミングの悪さに、思わず今日何度目かの舌打ちが出た。
『おい、見てるか? オリンピック』
 友人の靖男からだった。かなり酔いが回っているらしい。『こけたこけた。健二のやつ、こけやがったぜ』と、耳障りな笑い声が聞こえる。
「そうだな。途中まで、順調そうに見えてたけど……」
 その後が続かず、徹はフッと吐息をついた。
『俺は、最初っから思ってたけどな。こんな結果になるんじゃないかってよ』
 一方、靖男の口は止まらない。電話の相手なら、別に誰でもよかったのかもしれない。ただ、自分の愚痴を聞いてもらえればいい。そんな感じである。嫌われる酔っぱらいの典型である。
『メダル候補メダル候補って、あれだけ持ち上げられて、ずいぶん得意がってたからな』
「そうだったか? そんな風には……」
『そうだったに決まってるじゃねえか。あれは過信だよ過信。俺はそこら辺の選手とは違う。そう顔に書いてあったじゃねえか。俺は特別。俺は天才ってな』
「ああ、顔にねえ……」
 ここは、適当に相槌を返すだけにした方がいいようだ。
「そういえば、鼻の横あたりに、小さい字が見えるなあ」
 酔っぱらいには逆らうべからず、である。
『最近のやつといったら、何を勘違いしてるのか。まるっきり芸能人気取りだったじゃねえか。トレーニングなんかも、どうせいい加減にやってたんだろうぜ。ちょっと前に、女子アナと噂になってたの知ってるか? オリンピック前に何やってんだか。案の定このざまだ。あの女子アナ、俺ファンだったんだよ。畜生!』
 たとえ滅茶苦茶な理屈であろうと、酔っぱらいには逆らうべからず、である。
『なあ、徹。お前は忘れちまったのかもしれないけどよ』
 靖男の声音が変わった。
『あの日の、健二の顔。俺たちに対する、あの蔑んだような、馬鹿にしたような顔。今でも、俺ははっきり覚えてるぜ。その結果がこれかよ。へっ。ずいぶん笑わせてくれるよな。何がメダル候補だってんだ』
 徹も、忘れてはいなかった。
 あの日。そう、三人で飲んだ最後の夜。選手生活の引退を決めた徹と靖男。現役続行を口にした健二。道はそこで分かれた。どんな会話をしたのかまでは、よく覚えていない。三人とも、あまり口を開かなかったような気がする。
 蔑み。あの時の健二の顔は、確かにそう見えなくもなかった。しかし今は違う。徹にはそれがわかっていた。健二がどうのこうのという話ではない。徹も靖男も、自分自身に引け目を感じていただけなのだ。
「もう、切るぞ」
 靖男の返答も待たずに、徹は強引に通話を打ち切った。聞けば聞くほど、身内から何か苦いものがこみ上げてくるのがわかる。妬み。たぶん、それがその正体なのだろう。健二は最後の試合に敗れた。しかし、本当の意味での敗北者は、徹と靖男の方なのだ。
『ええ、間もなく、レース後の須藤選手の声が聞けそうです』
 テレビの声に、リモコンを掴んだ徹の手が止まる。嫌な思いを振り切ろうと、何か別の番組に切り替えようとしたところだった。
『お疲れさまでした。須藤選手、先ほどのレースを振り返ってもらいたいんですが』
 当然ながら、マイクを前にした健二の表情は冴えない。
『頭を押さえてましたが、大丈夫ですか? 怪我の方は』
『大丈夫です』と、健二が小さな声で答える。悔し涙で潤んだ瞳。頭を打ったのではなく、あれは、ただ顔を隠そうとしていただけのことなのだろう。
 徹は、リモコンをテーブルの上に置いた。その手で缶ビールを掴む。しかし、すでに中身は空だった。諦め、健二のインタビューに注意を戻す。
『日本からも、たくさんの方が応援に駆けつけてくれましたね』
『皆さん、すみませんでした』
『声援は聞こえてました?』
『すみません、本当に。こんな結果になってしまって』
『須藤選手にとって、スケートとはどういうものでした?』
『スケートはスケートです。すみません』
『競技生活最後の舞台としての、今回のこのオリンピック。須藤選手が、一番印象に残ったことって何でしょうね』
 答えが返ってくるまでに時間がかかった。今回は、すみません以外の言葉が聞けそうである。
『一番、印象に残ったことですか……』
 そこで何かを思い出したらしい。健二の表情に、初めてかすかな笑みが浮かぶ。
『ごはんですかね』
『え? ごはん、ですか?』
『はい。選手村のごはん、すごくおいしかったんですよ』と、照れくさそうに笑う健二。『外国に来て、こんなにおいしい和食、たぶん初めてだったんじゃないかなあ。用意してくださった方々には、本当に感謝です』
『ああ、そうだったんですね』と、ちょっと困り顔のインタビュアー。いったん間を置き、『最後に、今までの選手生活を振り返って、一言お願いします』と、健二にマイクを差し出した。
『僕、これで引退するとか言ってたんですけど……。やっぱり続けます、スケート続けます』
『は?』と、今度はかなり困り顔のインタビュアー。
『引退するって話、撤回させてください。すみません』と、健二の方は、かなりのニコニコ顔である。『僕、なんで引退するだなんてこと言っちゃったんですかねえ』と、さらにインタビュアーを困らせるような質問をしている。
 徹は、手にしていた空き缶をテーブルの上へ置き、その手で、今度は携帯電話を掴んだ。電話をかけるには、かなり遅い時間であることはわかっている。
 テレビ画面、空になった弁当の容器、それから、また携帯電話と、順番に視線を一周させる。そして、決心を固めた。
 こんな店、今すぐやめてやるって話、撤回させてください。
 セリフはそんな感じでいいだろうか。やはり、すみませんの一言ぐらいは付けておくべきだろうな。
 徹は苦笑しながら、携帯電話を耳に当てた。

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Re: No title

鍵コメGさん、コメントありがとうございます。

> どういう展開かとハテナマーク続きでしたが、こう来ましたか!

あ、そうですか?
これ、早い段階でオチがわかってしまうかな、と思ってたんですが。

それにしても、地味な作品ですよね。
まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。
ソチオリンピックを見て思いついた話でした。
華やかな舞台の一方には、きっとこういう人たちがいるんだろうな。
でも、それぞれの道には、必ずそれぞれの幸福がある。
そんなことを表現できたら、と思って書いた作品でした。

> ひとつ。
> 検索して確認してみましたが、
> 売り行き
> わざとですか?
> 売れ行きでは無く、何か意図が有って、売り行きにしたのでしょうか?

あ、これ、誤字ですね。
たぶん、売れ行きと、売り上げが混ざったんでしょう。
よく気がついてくれましたね。
さすが、影の編集者Gさんです。
これからも、チェックお願いします。
ありがとうございました。

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Re: No title

鍵コメGさん、コメントありがとうございます。

> みことさんの口調って、淡々としてるけど、ジンジンと来るんですよね。
> 不思議っす!

そうですか? うれしいなあ。
私自身は、すごく無口な人間なんですけどね。
口には出さないけど、頭の中では、変なことばかり想像してるってタイプです。
うーん。ちょっと変態っぽいな。

初めまして、何か一つのことをするにしても
平坦にはいかないんだなと思いました。

Re: タイトルなし

ネリムさん、コメントありがとうございます。

> 初めまして、何か一つのことをするにしても
> 平坦にはいかないんだなと思いました。

作者の私も、空回りな人生を歩んできましたけど、小説の執筆、という生きがいを見つけてからは、ずいぶんと気持ちが楽になりました。
このお話が、ネリムさんの心のどこかに響いたのであれば幸いです。
コメント、うれしかったです。

No title

確かに、派手な展開はないですが、じわじわ来ますね。
いや、TV画面の向こうでたとえばどんな派手な展開が起こるよりも、健二のことばは徹にとって革命だったのかもしれませんね。
まだ人間として半人前だけどこの徹君、ちゃんとやるべきことを選択できる賢い子なんでしょう。
健二とは、この後もいい再会をしそうな予感がします。

Re: No title

limeさん、コメントありがとうございます。

> まだ人間として半人前だけどこの徹君、ちゃんとやるべきことを選択できる賢い子なんでしょう。
> 健二とは、この後もいい再会をしそうな予感がします。

どうなんでしょうね。
違う人生を歩んでいるにも関わらず、人って、ついつい他人と比較したがるものなんですよね。
人と比べて、勝手に優越感に浸ったり、勝手に劣等感に苦しんだり。
比べる相手が、同世代、中でも、親しい友人だったりすると、特にそうなるのかもしれません。これって、男性に多くみられる傾向なんじゃないかな。
あ、でも女性もきっとありますね。
未婚女性が、既婚女性に抱く感情、先を越された、みたいな話はよく耳にします。

オリンピック好きとしては、いつかスポーツ選手の物語も書いてみたいと思っているところです。
思っているだけで、なかなか筆が進まない私でした(苦笑)

No title

現役時代を想像しますね。

ご飯はとても大事で、これがうまいかどうかでホント色々ありますよね。
ライスではなくてご飯。
日本のご飯は世界一です^^

Re: No title

けいさん、コメントありがとうございます。

> ご飯はとても大事で、これがうまいかどうかでホント色々ありますよね。
> ライスではなくてご飯。
> 日本のご飯は世界一です^^

同感です。
海外で活躍するスポーツ選手なら、なおさらじゃないかな。
私の場合も、最低でも、一日一食はご飯じゃないと駄目ですね。
非常食として買い置きしてあるレトルトのご飯が、非常事態でもないのに、どんどん減っていってしまうのはなぜだろう。

そういえば、昔テレビでやっていたんですが、
外国で暮らす猫に、猫まんまをあげたら、ぜんぜん食べなかったんですよね。
あれ、本当かな?

何だか分かりますね

この靖男のような気持ち、みんなどこかで少しは持っているのではないかと思ったりして。
同窓会とかで久しぶりに会った学生時代の友人が成功していると、自分の身に引きかえてあれこれ思ってしまうんですよね。
そもそも道が違えば、結果についての「合格点」や「満点」も違うだろうし、比べられないと分かっていてもつい……人って、どこまでも「満足しない」生き物なのかもしれませんね。
逆に健二も……満足できなかったんですよね。やり遂げたら終われるけれど、やり遂げずには終われない……勝負の世界によくあることで。だから賭け事にのめり込む人もいて(あ、それはちょっと違うか)。
見ている方は、41歳のレジェンドとか見ると、頑張って欲しいなぁ、という気持ちと、後輩に道を譲ってやれよ、という気持ちと、色々になりますね。
何でもかんでも、見る角度が違えば違って見える世界があるんだろうなぁ。
あれこれ考えさせられました(*^_^*)

Re: 何だか分かりますね

大海さん、コメントありがとうございます。

> この靖男のような気持ち、みんなどこかで少しは持っているのではないかと思ったりして。

そうでしょうね。
口に出すかどうかは、また別の話ですが。
酔うと、人の悪口ばかり言う靖男のようなタイプいますね。
ストレス解消になっているのか、それとも、ますます自分をみじめな立場に追いつめているだけなのか。この辺は微妙だと思います。

> 逆に健二も……満足できなかったんですよね。やり遂げたら終われるけれど、やり遂げずには終われない……勝負の世界によくあることで。

ソチオリンピックでいうと、モーグル女子の上村愛子さんは、きっと自分の中でやり遂げた感があったんでしょうね。
だからこそ、インタビューでのあのさわやかな発言になったんだと思います。

それと対照的だったのが、フィギュアスケートの浅田真央さん。
本来の力を出せば、金メダルを取れたはず。
そんな思いがあるんでしょうね。
現役続行か否かを迷う気持ち、すごくわかります。

ああ、思い出すと泣きそうになってきた。

プロフィール

片瀬みこと

Author:片瀬みこと
札幌在住のアマチュア作家

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